夏の外房アジング釣行記ヒットパターンとランガン術
8月18日の夕方から翌朝にかけて、久しぶりに外房へアジングに行ってきました。
狙うは良型のアジ!果たして灼熱の真夏にアジは微笑んでくれるのでしょうか。
今回は、夕マヅメと朝マヅメに分けて、勝浦・鴨川エリアをランガンした釣行の様子をお届けします。
また今回の釣行のヒットパターンや、私が行っているフグ対策を紹介。
さらに私が使っているヒップバックのデメリット部分も判明したので合わせて紹介します。
- 真夏の夜間における外房アジングのリアルな釣果
- 渋い状況下で良型アジを誘い出すヒットパターン
- ワームの消耗を抑える効果的なフグ対策
- アジの群れを探すためのエリア移動の重要性
外房アジング釣行記!【8/18・8/19】
- 当日の状況
- 夕マヅメの部:アジの群れを探してランガン
- 朝マヅメの部:粘りの一匹!
当日の状況

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釣行日時: 2025年8月18日(月) 18:00~21:00 / 19日(火) 3:30〜7:00
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場所: 千葉県 外房エリア(勝浦・鴨川)
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風: ほぼ無風
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タックル①(PE)
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ロッド:自作アジングロッド
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リール:15ルビアス1003
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ライン:TheONEアジング 0.08号
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タックル②(エステル)
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ロッド:自作アジングロッド
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リール:24ルビアス STSF1000S-P
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ライン:エステル 0.25号
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使用ルアー: ペケリング、ペケペケ、スパテラ
夕マヅメの部:アジの群れを探してランガン
17:00ごろ、最初のポイントに到着。
釣り場には誰もおらず、「もしかして釣れていない…?」と少し不安な気持ちでスタートフィッシング。
しかし、そんな心配をよそに3投目で「コッ」と小さなアタリ。
残念ながらフッキングには至りませんでしたが、魚からの反応があるだけで一気にテンションが上がります。
その数投後、再び「コツン!」というアジング特有の明確なアタリが!アタリは小さいものの、ロッドにはずっしりとした重量感が伝わってきます。
これは良型の予感…!
最近は豆アジばかりだったので、久しぶりの力強い引きを楽しみながら慎重に抜き上げたのは、体高のあるナイスサイズのアジでした。

「群れが回ってきたか!」と期待に胸を膨らませましたが、残念ながら連発とはいきません。
それでも、粘り強くキャストを続けると2匹目を追加することに成功。

しかし、その後はアタリが遠のき、たまに釣れるのは豆アジばかり。

そして、ここから厄介なゲストの猛攻が始まります。正体は、小さいムツと大量のフグ。特にフグの猛攻はすさまじく、耐久性の高いエラストマー素材のワームですら数投でズタボロにされてしまいました。
アジからの反応も完全になくなったため、2時間ほどで見切りをつけ移動を決意。
次に勝浦港の有名ポイントを覗いてみましたが、生命感がなくノーバイト。
早々に見切りをつけ、さらに南下して鴨川エリアへ向かいます。
常夜灯が効いた漁港に到着すると、水面では小魚がピチャピチャとライズしており、生命感は十分。期待を込めてキャストすると、すぐに明確なアタリが!
しかし、アジとは違う引き。
正体はやはりサバでした。

その後も釣れるのはサバばかりで、残念ながら鴨川エリアでアジの顔を見ることはできませんでした。
ここで一旦、車に戻り仮眠。朝マヅメに備えます。
朝マヅメの部:粘りの一匹!
午前3:30、朝マヅメは前日に良型が釣れたポイントに入り直すことに。
しかし、ポイントにはすでに先行者の方が。
挨拶をして隣に入れていただき、釣りを開始します。
夜が明け始めるまで粘り強くキャストを続けますが、アタリのない時間が続きます。
「明るくなるタイミングで時合が来るはず…」と信じてキャストを繰り返していると、空が白み始めた頃に待望のアタリが!
ロッドに伝わる重量感から、これも良型であることを確信。
慎重にやり取りをして抜き上げたのは、昨日と同じく体高のある見事なアジでした。

ついに時合到来かと思われましたが、後が続かず。
その後は再びムツとフグの猛攻に遭い、アジからの反応は途絶えてしまいました。
先行者の方も釣れていない様子で、日差しが強くなってきた7:00にストップフィッシング。
暑くなりすぎる前に帰路につきました。
持ち帰ったアジは3匹と数には恵まれませんでしたが、久しぶりに良型アジの力強い引きを味わうことができ、個人的には大満足の釣行となりました。
やはり外房アジングは面白いですね!
外房アジングで釣果を出すための3つのヒント
今回の釣行経験をもとに、「外房アジング」で釣果を出すためのヒントをいくつかご紹介します。
- 外房アジングに適した時期と時間帯
- 当日のヒットパターンとルアーアクション
- やっかいな外道!フグ対策を徹底しよう
外房アジングに適した時期と時間帯
外房エリアでは、通年アジを狙うことができますが、特に数・型ともに期待できるのは秋(9月~11月)です。
水温が適温になり、アジの活性が上がるため、初心者の方でも釣りやすいシーズンと言えるでしょう。
また、今回のように夏場でも、朝・夕のマヅメ時や夜間の常夜灯周りを狙うことで、良型のアジに出会えるチャンスは十分にあります。
日中の釣りはアジだけでなく人間にとっても過酷なので、涼しい時間帯に絞って釣行するのがおすすめです。
当日のヒットパターンとルアーアクション
この日、良型のアジがヒットしたのは、いずれもボトム(海底)付近でした。
アクションは、キャスト後に一度ボトムまで沈め、そこから2~3回軽くチョンチョンと竿先を動かして誘い、その後5秒ほど待つ(フォールさせる)というパターンの繰り返し。
アタリは、このフォール中に集中しました。
注意するべきはレンジです。
ワームを派手に動かしすぎるとレンジがズレてしまうことが多くなります。
レンジがズレないように、水中をイメージしながらワームを動かくすのも大切です。
ゆっくりとした誘いで、本命のアジにしっかりとワームを見せてあげることが釣果につながる鍵となります。
やっかいな外道!フグ対策を徹底しよう
外房でアジングをしていると、必ずと言っていいほど遭遇するのが「フグ」です。
フグがいると、ワームは一瞬でボロボロにされ、アジが釣れる前に心が折れてしまうことも。
私が効果的な対策は以下の通りです。
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耐久性の高いワームを使う
エラストマー素材のワームは、通常のワームに比べて千切れにくく、フグ対策に有効です。普通のワームが一投でボロボロにされても、エラストマーなら数投はもってくれます。
フグ対策にはこれが最も有効かなと感じています。
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カラーを工夫する
派手なカラー(グローやピンクなど)はフグに見つかりやすいため、ナチュラルなクリア系や地味なカラーに変更するのも一つの手です。但しこれはあまり効果が無いことも多いと感じています。
- ポイントを移動する
何をしてもフグの猛攻が収まらない場合は、そのポイントに見切りをつけて移動する(ランガン)のが最も手っ取り早い対策です。アジが釣れていれば粘るのもアリですが、アジが釣れていなければそのポイントを見切る理由として十分です。
関連記事
「アジングワームの色はこの3色あれば大丈夫!鉄板カラー3色を紹介」
「アジングワームのサイズ選びで釣果アップの秘訣」
ヒップバックの使い勝手
今回は私が使っているヒップバックのレビューです。
サイズがコンパクトで、アジングに必要な道具が一通り収納できるので気に入って使っています。
しかし今回気になる点があったのでご紹介。
この釣行で気になったのがベルト部分です。
サイズが調整できるようになっているのですが、ある程度までしめると固くてサイズ調整が難しくなります。
私の場合Tシャツ一枚でヒップバックを装着すると、歩いているうちにバックがズリ落ちてくることが判明。
ベルト部分を見るとまだ閉められるのですが、それがすごく硬くて難しいです。
ある程度の部分まではベルトの両端を引っ張るだけで締め込むことができるのですが、それ以降が結構大変。
しかも絞めても時間が経つと緩んできます。
上着をもう一枚ぐらい着れば問題ないのですが、夏場はこのデメリット部分が気になる点です。
しかしサイズ・収納面に関してはとても気に入っています。
コンパクトでも、収納面はもちろん簡易的なロッドホルダー・ドリンクホルダー・プライヤーホルダーも装備。
アジングには必要十分な収納力を備えています。
関連記事
「アジングの装備をコンパクト化で釣果アップする方法」
外房アジング釣行記録まとめ
- 8月下旬の外房エリアでのアジング釣行記
- 夕マヅメと朝マヅメに勝浦・鴨川エリアをランガン
- 夕マヅメは開始早々に良型アジをキャッチ
- その後は豆アジとムツやフグの猛攻に苦戦
- 鴨川エリアではアジは釣れずサバがヒット
- 朝マヅメは前日と同じポイントで粘りの一匹を追加
- 最終的な釣果は良型アジ3匹で満足のいく結果に
- 外房アジングで数と型が期待できるベストシーズンは秋
- 夏場は涼しいマヅメ時や夜間の釣行がおすすめ
- 当日のヒットパターンはボトム付近でのリフト&フォール
- アタリはワームをフォールさせている最中に集中
- レンジをずらさない丁寧なアクションが釣果の鍵
- 厄介なフグ対策にはエラストマー素材のワームが有効
- アジが釣れなければポイント移動も重要な選択肢
- レビューしたヒップバッグはコンパクトで収納力が高い
- 夏場の薄着だとベルトが緩みやすい点がデメリット