アジングに24ルビアスSTSF購入レビュー!他社製品の違いと特徴

アジングに24ルビアスSTSF購入レビュー!他社製品の違いと特徴

私がこれまでアジングで愛用しているリールがルビアスです。

そんなルビアスに気になるモデルが登場し、ずっと欲しくて今回やっと購入しました。

それが「24ルビアス STSF1000S-P」です。

まだ実釣では使ってないですが、まずは開封レビューをお届けしたいと思います。

記事のポイント
  • ルビアスSTSFがアジングに特化した軽量リールであること

  • ST・SF・LTモデルの違いと特徴

  • 24ルビアスSTSFのスペックや使用感

  • 他社製品との比較やコストパフォーマンス

24ルビアスstsfがアジングにオススメの理由

24ルビアスstsfがアジングにオススメの理由
  1. スペック
  2. 特徴
  3. LT・ST・SFの違い
  4. 他社製品(ヴァンフォード・月下美人など)との比較

スペック

24ルビアスSTSFスペック

24ルビアスstsf1000STSF1000S-Pのスペックの前にまずは表記の見方を解説します。

STとは?
センシティブチューンの頭文字を取ったのがSTです。

軽さや感度を追求したモデルと言って良いでしょう。

SFとは?
スーパーフィネス(Super Finesse)の略で、汎用ルビアスの同番手ボディよりコンパクトにし、より軽量化を図ったモデルです。

ルビアスシリーズのスペックの違いに関しての詳細は別の下記にある

スペックは以下の通りです。

自重 巻き取り長さ ギア比 糸巻量
ナイロン
糸巻量
PE
ハンドル長さ BB搭載数 最大ドラグ力
135g 57㎝ 4.6:1 2lb 120m
3lb 70m
#0.2 210m
#0.4 130m
35mm 8個 3kg

特徴

結論として、ST SFモデルは感度特化型のライトゲーム専用リールとして開発され、軽さと繊細さを極限まで追求したモデルです。

なぜST SFモデルがアジングにおすすめなのかというと、繊細なアジのアタリを確実にキャッチできるよう、リール全体の軽量化や感度の向上が図られているからです。

アジングでは、軽量ジグヘッドを使って微細なアタリを捉える必要があり、感度が低いリールではせっかくのアタリを見逃してしまう可能性があります。

例えば、ST SF1000S-PやST SF2000SS-Pといった番手は自重が135gと非常に軽量で、アジング用ロッドと組み合わせた際に絶妙なバランスが取れます。

また、シャフトを小径化した設計により、巻き上げのパワーをあえて犠牲にし、軽さと感度を徹底的に優先したのも特徴です。

一方で、ST SFモデルは軽量化を追求した分、防水性や耐久性がやや落ちる点に注意が必要です。

特にマグシールドを搭載していないため、メンテナンスを怠ると巻き感の劣化が早いかもしれません。

これらの理由から、ST SFモデルは感度重視のアジングを楽しみたい中級者から上級者向けのリールとしておすすめです。

LT・ST・SFの違い

LTモデル
LTは「ライト(Light)」と「タフ(Tough)の頭文字をとったものです。

軽さと強さを追求したモデルで24ルビアスの基本モデルと言えます。

そこからよりライトゲーム向けにチューンしたモデルがSFとSTモデルになるのです。

まずSFモデルはLTモデルに搭載された基本的な性能はそのままに、より軽量・コンパクト化したモデルになります。

その為、サイズは2000番と2500番しかありません。

以下ダイワHPからの引用です。

LTとの違い

LUVIAS LTとの違い
LUVIAS LTとの違い
■20%ドラグ性能UP
スプールのショート化によりライン放出時にかかる抵抗のバラツキを抑制。
更に最大ドラグ力を3kgに変更する事で、フィネスの釣りにおいて重要視される低ドラグ域での調整幅が広がり、より最適なドラグの微調整が可能。

■飛距離/スイングスピード 約7%/約12%UP
SF2500SSとSTEEZ RC61L-SVとの超軽量タックルの組み合わせにより、既存タックルに比べスイングスピードが約12%UP。
それにより軽量ルアーのロングキャスト性能が向上。同じ距離へのキャストにおいては、より力を抜いてキャストする事が出来る為、キャスト精度も向上。

■大幅な軽量化
ボディを約15%コンパクト化することにより大幅な軽量化を実現(LT2500S=150gに対し、SF2500SS=140g)。

■約16%感度UP
メインシャフトの小径化等、内部部品をSF専用設計することにより、振動伝達性能が向上。

STモデル
以下ダイワ公式HPより抜粋

軽量スピニングリール「LUVIAS」をベースに、さらに軽巻きと軽量化を追求したスペシャルチューンモデル「24LUVIAS ST(センシティブチューン)」
ラインナップは、ST LTとST SFを合わせ、フィネスフィッシングに特化した6モデル。

24LUVIAS LT/ SFの持つ基本性能を維持したまま、ハンドル回転の軽さに直結する回転主要部のBBを、グリス仕様BBからオイル仕様BBに変更。グリスBBの特質である高い耐久性を捨て、粘性の低いオイルBBを選択することで、回転の軽さを高次元で突き詰めた。また、防水・防塵の要であるピニオン部のマグシールドをあえて採用せず、スペックには表記されないわずかな軽量化にまでこだわり抜いた。

デザインに関しては24LUVIAS LT/SFをベースに、スプールはマットブラック、ハンドルとエンジンプレートもガンメタに変更(LUVIAS LT/SFはガンメタ×シルバー)し、ストイックな世界観を演出。

【24LUVIAS ノーマルモデルとの違い】
1)回転主要部のBBをオイル仕様BB化
2)マグシールド非搭載

ライトゲーム極振りのSTSFモデル

バーサタイルに使えるLTSTモデル

の2機種に細分化されています。

防水機構であるマグシールドをあえて外し、巻きの軽さがどれほど変わるのか以前からとても気になっていて今回購入してみました。

他社製品(ヴァンフォード・月下美人など)との比較

ここでは、アジングでよく比較されるダイワの「ルビアスSTSF」と、他社製品で人気の「ヴァンフォード」や「月下美人」との違い、さらに価格面についても解説します。

結論から言うと、ルビアスは軽さと感度を重視したアジング特化モデルとして高評価ですが、価格は約36,000円前後とやや高めです。

一方、シマノのヴァンフォードやダイワの月下美人は、価格帯が少し下がり、予算や用途に応じて選びやすいのが魅力です。

その理由として、ルビアスはザイオン素材のモノコックボディで135g~145gと圧倒的な軽さに加えて、マグシールドを外し巻きも軽くなっています。

ただし、36,000円という価格は同クラスの中でも高いです。

一方で、ヴァンフォードは約24,000円で手に入るため、コストパフォーマンスの面で魅力的。

月下美人もモデルによっては18,000円程度から購入できるので、初めてアジングリールを選ぶ方にも手が届きやすい価格設定です。

例えば、ルビアスST SF2000SS-Pは実売36,000円で135gと最軽量クラスですが、ヴァンフォード2000番は約24,000円で155gと軽量ながら、巻きの滑らかさと耐久性を両立しています。

また、月下美人は18,000円程度で165gと、比較的軽量でライトゲーム全般に使いやすい設計です。

更に、ルビアスは軽量化を優先した分、防水性や剛性がやや落ちるため、耐久性を重視する方には月下美人やヴァンフォードが安心です。

このように考えると、アジングで感度と軽さを最優先したいならルビアス、コストパフォーマンス重視ならヴァンフォード、ライトゲーム全般の汎用性と価格を抑えたいなら月下美人という選び方が賢い選択と言えます。

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アジングで愛用してる15ルビアスと比較

アジングで愛用してる15ルビアスと比較

現在私が愛用しているアジング用リールが「15ルビアス」です。

かなり気に入って使っていたのですが、気づけばもう10年経つんですね。

私はアジング以外に、サーフの釣りもやっているのでアジング自体の超高頻度はそこまで高くないかもせれませんが、今でも問題なく使用できるので「15ルビアス」もすごくいいリールです。

今回購入した「24ルビアスSTSF」はまだ実釣で使ってないので、まずは15ルビアスとの比較をしていきます。

  1. 外観
  2. 巻きの軽さ
  3. 気になる点
  4. オススメの釣り
  5. 耐久性とメンテンナンス法

外観

私の使っている15ルビアスのサイズは1003番です。

ボディサイズが1000番の浅溝タイプの番手です。

同じ1000番のボディですが、外観は24ルビアスの方が小さいです。

実際に手に持ってる見ると24ルビアスの軽さが際立ちます。

実際の重量はこんな感じ

15ルビアス1003:175g
24ルビアスSTSF1000S-P:135g

改めて比較してみると差が凄いですね。

15ルビアス発売当初はイグジストに次ぐ軽さのリールだったと思うのですが・・・

当時は「これ以上軽いリールなんて出てこないのでは」なんて思っていましたが、10年を振り返るとその進化の凄さをまざまざと実感させられます。

10年後はどのような進化を遂げているのか楽しみですね。

話は逸れましたが、自重の差は40gもあります。

そしてこの差はリールをロッドにセットしてみると顕著に感じます。

ロッド自体が軽いとタックル全体が軽くなり快適に扱うことが可能に。

しかしロッドが重くなると、手元が軽くなりすぎて先重りが強くなります。

巻きの軽さ

巻きの軽さ

次にマグシールドを外したことによる巻きの軽さがどこまで進化しているのか。

これはリールを空回しのみと、実際に実釣で使ったときでは印象は変わるので一概に言えませんが、空回しした段階での巻き心地はかなり良いです。

滑らかな巻き心地で、巻いていてとても気持ちイイ。

巻きの軽さに関してですが、そこまで軽くはないかなと感じました。

ただこれは個人差がありますし、私はマグシールドを外してスカスカに近い巻き心地を予想していたのもあります。

スカスカというよりしっとり滑らかな巻き心地です。

しかし15ルビアス1003を巻くと巻きの軽さを実感します。

24ルビアスSTSFを巻いた後だと、15ルビアスはハイギアのように重たく感じます。

これはノーマルギアとパワーギアの差や、10年前のモデルとなると進化の差もあるので、マグシールドレスによる恩恵がどこまでなのかはっきりお伝えできません。

現段階の私の感想は、「巻きは思ったより軽くはないが、上質な巻き心地がとても気持ち良い」こんな感じです。

気になる点

24ルビアスSTSFの気になる点はやはり耐久性になるでしょう。

ご紹介したダイワHPにも軽さを追求した分、耐久性はやや落ちると表記されていますし、何よりマグシールドを外したことによる影響も気になるところです。

こればっかりは長期間使って検証してみるしかありません。

ただ空回しした感じ、ロッドに付けてみた感じはかなり好感触で、買ってよかったと感じています。

寧ろ資金に余裕があれば、もう一台追加したいと考えております。

15ルビアスも10年使って、まだ十分使えるレベルにあるので、24ルビアスSTSFにも期待したいです。

オススメの釣り

オススメの釣り

24ルビアスSTSFはマグシールドを外しているため、海での釣りには不安が残ります。

しかし淡水での釣りであれば、そこまで気にすることもありません。

その為淡水での釣りにはオススメできます。

特に巻きの釣りがメインのエリアトラウトにはぴったりのリールです。

私も頻度は多くありませんが、冬にはエリアトラウトに行くこともあるので、そこで使うのも楽しみにしています。

巻きは軽くなっているので、一定の速度で巻くという行為もやりやすいと思います。

後は細糸を使うのでドラグ性能も気になるところではあります。

耐久性とメンテナンス方法

ルビアスSTモデルは感度を最優先するためにマグシールドを搭載しておらず、耐久性が若干犠牲になっています。

しかし、正しいメンテナンスを行えば、長期間使用することも十分可能です。

その理由として、ルビアスSTモデルは感度を高めるために、あえて内部の防水・防塵性能を犠牲にしており、マグシールドを外した設計になっています。

このため、砂や塩分などがリール内部に侵入しやすくなる可能性があり、使用後のケアが重要です。

例えば、釣行後はスプールを外してラインだけを流水で軽く洗い流し、ラインローラー部には水をかけて塩抜きをします。

その後、ラインローラー部に専用オイルを注油するだけで、簡単にメンテナンスは完了。

一方で、もし海水使用後のメンテナンスを怠ると、内部に塩分が残ってしまい、巻き感の劣化やゴリ感が出てしまう恐れがあります。

特にラインローラー部はアジングのような細糸を使用する場合に負荷がかかりやすいため、定期的な注油が必要です。

私はマグシールドが導入される前のリールを使用していた時はこんな感じでメンテナンスをしていました。

このような理由から、ルビアスSTモデルを使う際は、感度特化という大きな武器を活かすためにも、使用後の簡易メンテナンスを習慣化することが重要と言えます。

24ルビアスSTSFはアジングにオススメ総括

  • ルビアスSTSFはアジングに特化したリールとして軽量化と感度を追求している

  • マグシールドを非搭載とすることで巻きの軽さを優先している

  • STモデルはセンシティブチューンの略で感度を最大化している

  • SFモデルはスーパーフィネス仕様で軽量コンパクト化されている

  • ST SFモデルは感度と軽量性を両立したライトゲーム向け

  • 実測135gで15ルビアスより約40g軽量化されている

  • 防水性能がやや落ちるためメンテナンスが重要

  • ドラグ性能は3kgで低ドラグ域の微調整幅が広い

  • 軽いジグヘッドでの釣りに向いている

  • エリアトラウトなど淡水での使用もおすすめ

  • ヴァンフォードや月下美人と比較して価格は高め

  • ロッドとのバランスで手元が軽く感じることがある

  • 空回しでの巻き心地は滑らかで上質感がある

  • 15ルビアスからの進化を強く感じられるモデル

  • 長期間使用するためには塩抜きや注油のメンテナンスが必須